大阪市立美術館

根付と装身具

会期

9月7日(土)~10月14日(月・祝)

料金

<9/7~9/29>
一般150円、高大生100円
※家族でお出かけ節電キャンペーン期間(7/1~9/30)のため割引料金となります。
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)

<10/1~10/14>
一般300円(団体150円)、高大生200円(団体100円)

※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)

象牙彫根付 関羽

江戸〜明治 19世紀

秋草に虫蒔絵瓢箪根付

江戸〜明治 19世紀 本館蔵 カザールコレクション

木彫根付 猿 影正銘

明治 19世紀 本館蔵 カザールコレクション

展覧会概要

根付は本来、男性が印籠やたばこ入れを腰帯から提げて用いる時に使う滑り止めでした。江戸時代後期になると様々な主題を精緻な技を尽くして表現された作品がたくさん作られました。
日本が開国すると、精緻な技巧で日本の伝統的な主題を表す装身具は、小さな工芸品は、欧米人の間で人気を得て、江戸期につくられた多くの作品が海外に渡り、輸出を目的にした作品も作られるようになりました。
スイス人U.A.カザールが蒐集した当館の根付など装身具類は、奇跡的に海外流出を免れた貴重なコレクションです。

今回は男性装身具である根付を中心に、印籠・煙管筒、そして女性装身具から櫛・笄・簪など、江戸時代から明治にかけの作品を。小袖衣裳や蒔絵調度などとあわせて展示いたします。

第一章 根付
第二章 印籠
第三章 キセル筒
第四章 女性の装いと装身具

カザールコレクション

明治末年の来日以来、昭和39年に亡くなるまで日本に住んで日本文化を研究し、蒔絵を中心にした漆工品を収集した神戸在住のスイス人U.A.カザール(Ugo Alfonso Casal 1888~1964)氏によるコレクションです。江戸時代から明治にかけての漆工品3,409件からなり、昭和50年代を中心に七回に分けて譲渡をうけています。 豪華な蒔絵調度や香合、そして印籠、櫛・笄、根付などの装身具が含まれます。これらの精緻な蒔絵の優品は明治以降、海外のコレクターの間で人気が高かったため多くが流失しており、国内では珍しい収集となっています。

見どころトーク

10月2日(水)、10月9日(水)
14時から30分程度

学芸員による鑑賞講座

9月28日(土)14時~15時
講師:土井久美子

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