王羲之から空海へ

大阪市立美術館開館八十周年記念 公益社団法人日本書芸院創立七十周年記念

王羲之から空海へ
日中の名筆 漢字とかなの競演

会期

平成28年4月12日(火)~5月22日(日)  ※会期中展示替えあり

時間
午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(休日の場合は翌平日)※ただし、災害などにより臨時で休館となる場合あり。
料金

一般 1,300円(1,100円)、高大生1,000円(800円)

※( )内は、前売・20名以上の団体料金

※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。

※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。

※前売券の販売期間は平成28年2月17日(水)~4月11日(月)。主要プレイガイド、コンビニエンスストアなどで販売します。
・チケットぴあ(Pコード:767-324)
・ローソンチケット(Lコード:54774)
・イープラス、セブンイレブン、ファミリーマートほか。

主催
大阪市立美術館、読売新聞社、公益社団法人日本書芸院
後援

大阪府、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、NHK大阪放送局、公益財団法人関西・大阪21世紀協会

協賛
野崎印刷紙業
協力
日本航空

概要

★★5/22(日)は最終日のため、会場内が大変混雑しています。第一会場前にて、王羲之作品を最前列でご覧いただくための待ち時間が発生しています。お時間に余裕をもってご来館ください。(その他の作品に待ち時間はございません。)最終入館は16:30、閉館は17:00です。★★

平成28年に、大阪市立美術館は開館八十周年、西日本の主要書家・書道団体が所属する公益社団法人日本書芸院は創立七十周年を迎えます。これを記念して、日中の名筆を一堂に集めた展覧会を開催します。

とりわけ関西地区では、王羲之(おうぎし)を中心とする法帖やその流れをくむ作品を学んで一家をなす書家が多く、また日本の書法史も王羲之書法をもとにして独自の発展を遂げて来ました。そこで本展では、王羲之書法の伝承を中国・日本それぞれの名品によって俯瞰し、書の伝統を回顧します。

中国書蹟では王羲之から歐陽詢(おうようじゅん)ら初唐の三大家、蘇軾(そしょく)ら宋の四大家を経て明末清初の王鐸(おうたく)らに至る大家の作品約90件、日本書蹟では空海ら三筆、小野道風ら三跡から「高野切(こうやぎれ)」をはじめとする平安古筆の名作を経て江戸時代に至る約120件、篆刻では戦国秦漢の古璽(こじ)や清末民初の優品約20件、多くの国宝や重要文化財を含む約230件が揃います。

さらにこのたびは、台湾からも名品を迎えることができました。中国の書では世界最高の質量を誇る國立故宮博物院から、宋から明の巨匠たちの名立たる傑作が初来日します。明清の書のコレクションを中心とする何創時(かそうじ)書法芸術基金会からは明末清初の逸品が出陳されます。

この機会に日中書法の伝統とその精華をぜひご堪能ください。

★展示期間変更のお知らせ★
下記作品の展示期間が変更になりました。お詫びして訂正いたします。
国宝 伝紀貫之 高野切第一種(古今集巻第二十) 高知県立高知城歴史博物館蔵
5/3~5/22 → 5/10~5/22
※チラシは5/3~となっていますが5/10~に変更となりました。
国宝 伝藤原行成 歌仙歌合 大阪和泉市久保惣記念美術館蔵 5/10~5/22 → 4/26~5/8
源兼行 雲紙本和漢朗詠集 宮内庁三の丸尚蔵館 4/26~5/8 → 5/3~5/22

主な展示

集王聖教序(しゅうおうしょうぎょうじょ)

王羲之(おうぎし)

唐・咸亨三年(672)
兵庫・黒川古文化研究所蔵

「聖教序」は、玄奘(げんじょう)がインドよりもたらした仏典を翻訳して奉じた際、唐の太宗(たいそう)から賜った序文。長安の弘福寺の僧懐仁(えにん)が王羲之の書を集めて碑に刻し、咸亨三年(672)に成った。本展では、黒川古文化研究所・三井記念美術館・京都国立博物館の蔵する三件の貴重な宋拓本を展示する。


国宝 灌頂歴名(かんじょうれきめい) 

空海(くうかい)

平安・弘仁三年(812)
京都・神護寺蔵

唐から帰国した空海が、高雄山寺(神護寺)において灌頂の儀式をとりおこなった際に伝法を受けた人の名簿である。弘仁三年(812)十一月十五日、同十二月十四日、弘仁四年三月六日の三度にわたる。記録のための筆に任せた書であるが、王羲之や顔真卿(がんしんけい)を学んだ筆力に富んだ書風が伺える。※展示期間は4/12(火)~4/24(日)。


紫金研帖(しきんけんじょう)

米芾(べいふつ)

宋・建中靖国元年(1101)以降
國立故宮博物院蔵

米芾は書画の鑑定に優れ、書では蔡襄(さいじょう)・蘇軾(そしょく)・黄庭堅(こうていけん)とともに、宋の四大家に数えられる。この作品は、蘇軾が生前米芾のもとから携え帰った「紫金研」という名硯を取り戻したい、という内容の手紙で、両者の交流を伺う貴重な資料でもある。

石山切 貫之集下(いしやまぎれ つらゆきしゅうげ)

藤原定信(ふじわらのさだのぶ)

平安・天永3年(1112)
北村美術館蔵

国宝 久隔帖(きゅうかくじょう)

最澄(さいちょう)

平安・弘仁四年(813) 
奈良国立博物館蔵(撮影 森村欣司)
(展示期間:4/12~5/1)

国宝 白氏詩巻(後嵯峨院本) (はくししかん・ごさがいんぼん)

藤原行成(ふじわらのゆきなり)

平安・十一世紀前期
大阪・正木美術館蔵
(展示期間:4/12~5/1)

国宝 高野切第一種(古今集巻第二十) (こうやぎれだいいっしゅ・こきんしゅうまきだいにじゅう)

伝紀貫之(でん きのつらゆき)

平安・ 十一世紀中期
高知県立高知城歴史博物館蔵
(展示期間:5/10~5/22)

★チラシの展示期間は5/3~5/22となっていますが、5/10~5/22に変更となりました。お詫びして訂正いたします。

国宝 近衛本和漢朗詠集 (このえぼんわかんろうえいしゅう)

伝藤原行成(でん ふじわらのゆきなり)

平安・十一世紀中期
京都・陽明文庫蔵
(展示期間:会期中二巻入替)

重要文化財 色紙法華経 巻第八 (しきしほけきょう まきだいはち)

平安・十一世紀中期
兵庫・白鶴美術館蔵
(展示期間:4/12~4/24)

重要文化財 手鑑 谷水帖 (てかがみ たにみずじょう)

大阪 逸翁美術館蔵
(展示期間:4/26~5/8)

重要文化財 寸松庵色紙(古今集) (すんしょうあんしきし・こきんしゅう)

伝紀貫之(でん きのつらゆき)

平安・十一世紀後期
京都・野村美術館蔵
(展示期間:4/12~5/1)

重要文化財 継色紙(古今集)(つぎしきし・こきんしゅう)

伝小野道風(でん おののみちかぜ)

平安・十一世紀後期 
大阪・逸翁美術館蔵
(展示期間:4/12~5/1)

地黄湯帖(じおうとうじょう)

王献之(おうけんし)

東晋・四世紀 
東京・台東区立書道博物館蔵
(展示期間:4/26~5/22)

九成宮醴泉銘(海内第一本)(きゅうせいきゅうれいせんめい・かいだいだいいちぼん) 

欧陽詢(おうようじゅん)

唐・貞観六年(632) 
東京・三井記念美術館蔵
(展示期間:通期)

致天民知命大主簿尺牘(てんみんちめいだいしゅぼにいたすせきとく) 

黄庭堅(こうていけん)

北宋・十一~十二世紀 
台北・國立故宮博物院蔵
(展示期間:通期)

仇鍔墓碑銘 (きゅうがくぼひめい)

趙孟頫(ちょうもうふ)

元・延祐六年(1319)
京都・陽明文庫蔵
 (展示期間:会期中頁替えあり)

自書七言律詩 (じしょしちごんりっし)

文徴明(ぶんちょうめい)

明・十六世紀 
台北・國立故宮博物院蔵
(展示期間:通期)

草書七言律詩 (そうしょしちごんりっし)

祝允明(しゅくいんめい)

明・嘉靖四年(1525)
台北・國立故宮博物院
(展示期間:通期)

嗇廬妙翰 (しょくろみょうかん)

傅山(ふざん)

清・順治九年(1652)頃
台北・何創時書法藝術基金會蔵
(展示期間:通期)

升色紙(深養父集) (ますしきし・ふかやぶしゅう)

伝藤原行成(でん ふじわらのゆきなり)

平安・十一世紀後期
東京・三井記念美術館蔵
(展示期間:4/12~5/1)

蘭渓道隆 (らんけいどうりゅう)

風蘭偈(ふうらんげ)

鎌倉・十三世紀
東京・五島美術館蔵
(展示期間:4/12~5/1)

花卉蝶摺下絵新古今集和歌巻 (かきちょうずりしたえしんこきんしゅうわかかん)

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)

江戸・17世紀前期
京都・野村美術館
(展示期間:5/3~5/22)

凌江将軍章 (りょうこうしょうぐんしょう)


京都・大谷大学博物館
(展示期間:通期)

蒲作英 (ほさくえい)

呉昌碩(ごしょうせき)

清・光緒十二年(1886)
(展示期間:通期)

出品予定作品

会期中展示替えがございます。詳しくは出品予定作品リストでご確認ください。

図録

1冊5,000円(税込)

※会場内の売店で販売します。

※通信販売をご希望の場合は、読売新聞大阪本社文化事業部(TEL:06-6366-1848)にて受付。平日10:00~17:00。

古典に学ぶリレー講座

作品鑑賞や今後の書作に役立る講座です。ぜひご参加ください。
◆時 間:14時から30~40分程度  ※13時30分に開場します。
◆場 所:美術館1階講演会室
◆参加費:無料
※当日の観覧券半券が必要です。
※事前申込不要。先着150名。

★★満席の際にはご入場をお断りする場合がございますのでご了承ください。★★

◆講座スケジュール
4/24(日)
◇テーマ
「國立故宮博物院の明代法書-祝允明(しゅく・いんめい)・文徴明(ぶん・ちょうめい)を中心に」
◇講師
弓野隆之(ゆみの・たかゆき)/大阪市立美術館学芸課長代理

4/29(金・祝)
◇テーマ
「かな古典 見て感じて書作に生かす」
◇講師
高木厚人(たかぎ・あつひと)/大東文化大学教授

4/30(土)
◇テーマ
「日本書跡の展示概要と鑑賞の要点」
◇講師
森岡隆(もりおか・たかし)/筑波大学教授

5/1(日)
◇テーマ
「古典渉猟は自分探しの旅」
◇講師
杭迫柏樹(くいせこ・はくじゅ)/日本書芸院名誉顧問

5/3(火・祝)
◇テーマ
「墨跡について」
◇講師
真神巍堂(まがみ・ぎどう)/京都教育大学名誉教授

5/4(水・祝)
◇テーマ
「米芾(べいふつ)に魅せられて」
◇講師
今村桂山(いまむら・けいざん)/日本書芸院副理事長

5/5(木・祝)
◇テーマ
「王羲之(おうぎし)書法の継承-日本と中国-」
◇中村史朗(なかむら・しろう)/滋賀大学教授

5/7(土)
◇テーマ
「何創時(か・そうじ)書法藝術基金會の明清法書-王鐸(おうたく)・傅山(ふざん)を中心に」
◇講師
弓野隆之(ゆみの・たかゆき)/大阪市立美術館学芸課長代理

5/8(日)
◇テーマ
「趙孟頫(ちょう・もうふ)と中峰明本(ちゅうほう・みょうほん)」
◇講師
森橋なつみ(もりはし・なつみ)/大阪市立美術館学芸員

5/15(日)
◇テーマ
「明末清初の条幅から」
◇講師
福光幽石(ふくみつ・ゆうせき)/奈良教育大学教授

※講師・日程は変更になる場合がありますのでご了承ください。

割引券

下記の”当日割引券”をクリックし、開いたページをそのまま印刷してご持参ください。

相互割引

本展観覧券(半券可)の提示で「ピカソ、天才の秘密」展<4/9(土)~7/3(日)、あべのハルカス美術館>の当日券を100円引きでご購入いただけます。

記念シンポジウム

※終了しました。
◆基調講演「古筆と学書」
講師:島谷弘幸氏(九州国立博物館長)

◆パネルディスカッション「書の未来-伝統と創意-」
コーディネーター:西嶋慎一氏(日本書芸院学術顧問)
パネリスト:吉川蕉仙、 黒田賢一、 横山煌平、中村伸夫

日時:平成28年4月23日(土)14:00~16:45終了予定

会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)5F メインホール

※入場無料ですが、事前申し込みが必要です。
◎申し込み方法
ハガキに参加希望者の郵便番号、住所、氏名、電話番号、同伴者の有無(同伴は1名まで可)を記入の上、下記までお送りください。
〒540-6591 大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル7階
公益社団法人日本書芸院「記念シンポジウム」係

締切:平成28年4月11日(月)消印有効、先着順
※結果は郵送にて通知します。
※FAXやメールでも申し込み可。詳しくは下記までお問い合せください。

問合せ:公益社団法人日本書芸院
TEL:06-6945-4501