大阪市立美術館

菅原道真没後1,100年 天神さまの美術

会期
平成13年11月2日(金)~12月9日(日)
観覧料

一般1,200円(1,000円)、高大生900円(700円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕
※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金

平成13年9月1日(土)より前売り開始
おもな前売り券発売場所:   チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド など

展覧会概要

平安時代に活躍した菅原道真(845~903)は、すぐれた学者で、政治家として右大臣の位にのぼりました。しかし、その豊かな才能をねたまれ、政敵であった藤原時平の讒言(ざんげん)によって大宰権帥(だざいのごんのそち)として九州の大宰府に左遷され、その地で悲運のうちに生涯を終えました。その直後から天変地異が相次ぎ、疫病も流行しました。さらには時平をはじめライバル達に不幸が相次ぎ、その災いは醍醐天皇の周りの人々にも広がっていきました。そして御所の清涼殿に雷が落ち、その直後、醍醐天皇までがこの世を去ります。人々は、これらを道真の怨霊による祟(たた)りとおそれ、その霊を慰めるために道真は、京都・北野の地に天満天神として祀られました。「天神」は本来、雷に象徴される農耕の神様でしたが、道真が天神となってから、「学問の神」・「詩文の神」・「書道の神」・「芸能の神」として庶民の幅広い信仰を集めるようになりました。「天神さま」をまつるお社は全国に12,000社あるといわれていわれ天神と名のつく地名が今も各地に残っています。 2002年は、道真没後1,100年目にあたります。これを記念して行われる本展は、全国の天満宮をはじめゆかりの社寺や, 国内外の美術館,さらには多くの方々の協力を得て、天神信仰にかかわる美術・工芸品を展示し、その歴史的・文化的意義を改めて見直そうとするものです。  今回の展覧会には、これまで社庫の奥深くに伝えられほとんど公開されてこなかった数多くの神宝類や、今回に限り、特別に出品が許された神像、さらに海外からの里帰り作品も加えた約250件が一堂に会します。これまでになかった規模で「天神さま」ゆかりの美術が展示される本展は、天神信仰とそれをめぐる文化の諸相を振り返る、大変貴重な機会となるでしょう。

主催

大阪市立美術館、NHK大阪放送局、NHKきんきメディアプラン

企画協力

全国天満宮梅風会

講演

文化庁ほか

協力

日本通運

制作協力

NHKプロモーション

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