大阪市立美術館

春爛漫 花咲くやきもの

Exhibition
Flower Blossoming in Ceramics
会期
2020年2月22日(土)~2020年3月22日(日)
時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)※災害などにより臨時に休館となる場合あり。
休館日
2/29(土)~臨時休館
料金

一般300円(団体150円)、高大生200円(団体100円)
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)
※団体料金は20名以上。

開催概要(Overview)

描いたり、彫ったり、造形をかたどったり──古来より花はやきものの定番意匠として、写実的なものからデザイン化したものまで、さまざまに表現されてきました。本展では、唐三彩、マイセン、富本憲吉など館蔵品を中心とした古今東西のやきものを展示いたします。春めく季節、やきものに咲いた花々をお楽しみください。

Flowers—through drawing, carving, and sculpting— have depicted realistic to abstract styles in various ways since ancient times.
This exhibition introduces ceramics from various ages and cultures centering on museum collections and entrusted works like Sancai, Meissen, and Kenkichi Tomimoto.
Please enjoy flower blossoming in ceramics this upcoming spring.

 

主な作品

《青花 花唐草文鉢》 景徳鎮窯 

明時代・15世紀 「大明宣徳年製」銘 本館蔵

《色絵 桜花籠文皿》 鍋島焼

江戸時代 17末-18世紀初期 本館蔵

木盃形(もくはいがた)と呼ばれる深い丸皿に、青海波、3つの竹籠、舞い落ちる桜をあらわす。佐賀藩からの献上品とされた鍋島焼には、規格が定められているが、この桜の描き方も定型表現の一つである。

 

《七種模様図》 富本憲吉(1886-1963)

昭和3年(1928) 本館蔵

左上から、重薬(どくだみ)、蓼、芙蓉、蘭カ、紙のり(黄蜀葵)の葉、沢薊(さわあざみ)、芍薬が軽妙な筆致の金彩で描かれる。いずれも富本が自然の中で美を見い出し、やきもののモチーフとして模様化し、取り入れた、オリジナルの七種の花々である。

 

《色絵金彩 花文飾壺》 イギリス グレンジャー窯 (ロイヤルウースター)

1889-1902年 本館蔵

全面に透彫りを施した象牙色の地に、金彩の点描、ターコイズブルーの花芯をもつ薄紅の花文を散らした卵形の壺。底裏のスタンプから、グレンジャー社がロイヤルウースターの傘下で製造していた時期の作品と分かる。モスクを彷彿とさせるデザインで、イギリスにおける東洋趣味を反映した作品である。

 

作品リスト

ギャラリートーク(中止)

※ギャラリートークは中止となりました。詳しくはこちら

日時:3月1日(日)11:00~(約15分)
集合場所:展示室入口
※参加費無料。ただし、当日の観覧券が必要。

TOPに戻る