大阪市立美術館

企画展示

仏教工芸

会期

2025年10月4日(土)~12月27日(土)

時間
9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
料金

一般500円(団体400円)、高大生200円(団体160円)
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。障がい者手帳等は、日本の都道府県知事から交付を受けたものに限ります。
※団体料金は20名以上。

 

同時開催の企画展示もご覧いただけます。

開催概要

仏教に供される工芸品は、荘厳具(しょうごんぐ)、供養具(くようぐ)、或いは法具(ほうぐ)などと称されます。仏のミラクルパワーによって彩られる世界を演出する荘厳具、仏に対して手向けられる供養具、仏の力を俗世に及ぼす法具などの用途の違いがありますが、いずれも、香(こう)、華(げ)、燈(とう)を基本要素として構成されます。この三要素は、古来、日常生活で人々を喜ばせてきたものです。荘厳具と供養具は、主体(使用者)を仏とするか人とするかによって区別されますが、極めて曖昧なその差は、すなわち人々と仏との一体化の行程を暗示します。

当館の館蔵・寄託品には、国宝・重要文化財を含む数々の仏教工芸があります。名宝として誉れ高い神照寺所蔵「金銅透彫 華鬘(けまん)」、当館所蔵「金銅 蓮華形磬」などの他にも、複雑な形状をした珍品「銅 九頭龍九鈷杵」も見られます。仏に一歩でも近づく精神性は、高度な制作技術にも反映されます。

厳かな仏教工芸の鑑賞により静謐で充実した気持ちを味わってください。

 

主な作品

金銅 蓮華形磬 

鎌倉時代 田万コレクション

作品リスト

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