大阪市立美術館

ヨーロッパの宝飾400年展 ~煌きのダイヤモンド~

会期
平成16年(2004)1月9日(金)~2月27日(金)
観覧料

一般1,200円(1,000円)、
大学・高校生900円(700円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕
※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金

展覧会概要

ダイヤモンドがあしらわれた装身具のうち、もっとも初期とされる作品は15世紀にさかのぼりますが、当時ダイヤモンドは魔よけやお守りとして身に付けられていました。貴石として、あるいはステイタス・シンボルとしての地位をダイヤモンドが得るのは、16世紀になってからのことです。本展では、この16世紀をダイヤモンドジュエリーのはじまりと位置づけ、世界でもっとも硬い石が綴ってきた輝きの歴史を、加工の技術やカットの変遷、またジュエリーの様式とモティーフの流行の移り変わりなどに注目しながらご紹介いたします。  本展では、ベルギー・アントワープ州立ダイヤモンドミュージアムの貴重なコレクションをはじめ、フランス・ルーブル美術館、イギリス・ヴィクトイア&アルバート美術館、チェコ・プラハ装飾美術館ほかヨーロッパを中心とする美術館、個人コレクション、ジュエリーハウスから出品される約200件のダイヤモンドジュエリーを一堂に展観いたします。あわせて、豪奢なダイヤモンド装飾を身につけた、ロシアの女帝エカテリーナや、オーストリア皇女シシー、ナポレオン3世の妃で大の宝石好きであったユージェニーらを描いた肖像画や、装飾品のデッサン画などの絵画作品も展示いたします。まさに、装飾芸術としてのダイヤモンドジュエリーのすべてを知ることができる、絶好の展覧会といえるでしょう。

主な出品作品

ハプスブルク家皇女マリア・クリスティーネ (1742-1798)の肖像

マルタン・ヴァン・メイテンス2世(1696-1770) 1765年 シェーンブルン宮殿蔵 ウィーン

リースのティアラ/ネックレス

1835年頃 ヴィクトリア&アルバート美術館蔵 ロンドン

シクラメンのティアラ

ファベルジェのアルベルト・ホルムシュトロム製作 1903年頃 ウエストミンスター公爵夫人蔵

ストマッカーを伴うパリュール(一部)

19世紀半ば 個人蔵 ベルギー

サーキュラー・ペンダント付きネックレス (部分)

1780年頃 アントワープ州立ダイヤモンドミュージアム蔵

エイグレット

1905-10年頃 アントワープ州立ダイヤモンドミュージアム蔵

聖遺物入れ付きクロス・ペンダント

16世紀末 一部は1620年頃 個人蔵 ベルギー

ブレスレット

フルコ・デイ・ヴェルデューラ製作 デザインは1945年頃 製作は2000年 ヴェルデューラ・コレクション蔵 ニューヨーク

TOPに戻る