大阪市立美術館

円山応挙 <写生画> 創造への挑戦

会期
平成15年(2003)9月13日(土)~10月26日(日)
観覧料

一般1,200円(1,000円)、
大学・高校生900円(700円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕
※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金

展覧会概要

近代日本絵画への展開の素地を築いた円山応挙(1733~95)は、江戸時代のなかばに活躍した絵師で、新たな「写生」の概念を確立し、わが国の従来の絵画観を一変させました。  本展では国宝、重要文化財をはじめ、近年新たに存在を知られるようになった新発見作品、資料もあわせて展示し、最新の学術研究の成果を鑑賞者にわかりやすく、いきいきと伝える新たな試みをふんだんに盛り込みます。  応挙の絵画世界を「からくりのある絵」(視覚トリック)、「実の写生」(現実のものの姿を写す)、「虚の写生」(この世にはないが、人々の心の中に存在するイメージの像をリアルに再現)、「気の写生」(生命感や風情を写す)、「虚実一体空間」(絵の中の空間と現実空間の融合)、「応挙画誕生の軌跡」、「幻の応挙画」という視点から追い、応挙の切り開いた絵画世界の真髄に迫る展覧会となります。 ※本展は、福島県立美術館(平成15年(2003)11月3日~12月14日)と江戸東京博物館(平成16年(2004)年2月3日~3月21日)に巡回します。 ※作品保護のため、会期中展示替を行いますので、あしからずご了承ください。

監修

佐々木丞平氏 (京都大学教授) 佐々木正子氏 (日本画家・京都造形芸術大学客員教授)

主な出品作品

※作品保護のため、会期中展示替があり、下記作品が陳列されない場合があります。ご了承ください。

「花鳥図」(部分)

明和期 イギリス・大英博物館

「大瀑布図」

安永元年(1772) 大阪・萬野美術館

重要文化財 「郭子儀図襖絵」

天明8年(1788) 兵庫・大乗寺

重要文化財 「山水図襖絵」(部分)

寛政7年(1795) 兵庫・大乗寺

重要文化財 「雲龍図」

安永2年(1773) 個人蔵

国宝 「雪松図」(右隻)

天明6年(1786)頃 東京・三井文庫 【展示期間 : 9月13日~28日】

重要文化財 「雨竹風竹図」(右隻)

安永5年(1776) 京都・圓光寺

「写生図」(部分)

安永元年~5年(1772~76) 東京国立博物館

重要文化財 「写生図」(部分)

明和7年~安永元年(1770~72) 個人蔵

「猛虎図」

宝暦~明和期 個人蔵

「幽霊図」(部分)

安永期 個人蔵(アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校寄託)

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