- 会期
- 平成22年(2010)2月20日(土)~3月28日(日)
- 観覧料
一般1,000円(700円)、高大生700円(400円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料[要証明]
※カッコ内は前売り、20名以上の団体料金前売り券販売場所:大阪市営地下鉄売店≪平成22年1月22日(金)発売
展覧会概要
「日展」は、明治以来長い伝統と日本最大規模を誇る公募展で、明治40年の「第1回文展(文部省美術展覧会)」に始まり、「帝展(帝国美術院美術展覧会)」、新「文展」を経て戦後「日本美術展覧会」と改称し、組織を社団法人「日展」と改組後今回で41回の開催となります。 今回の応募作品総数は14,331点で、入選点数2,362点、その中から大阪展では全国を巡回する日展の大家作家による作品と入賞者の作品からなる基本作品273点に加えて、大阪・奈良・和歌山・兵庫の地元作家による入選作品等358点を合わせて、631点を陳列します。 現代日本美術界を代表する巨匠から、第一線で意欲的に活躍している中堅、新人の作品が一堂に展覧されます。
主な出品一覧
文部科学大臣賞
日本画 敦盛(黒川能)
能島和明 (のうじま かずあき) 社団法人日展評議員 第41回日展審査員
授賞理由: 祭りなど取材する事が多い作者が、今回は400年以上続く黒川能の舞をテーマとし、味わいのある素朴な色感で見事に描いて成功した。敦盛の無念さを感じさせる深い情念の様な不思議な空気を表現した力作である。
洋画 ひととき
佐藤 哲 (さとう てつ) 社団法人日展評議員
授賞理由: 現代女性のいきいきとした表情を、力強い色彩と筆勢で、演奏会前の期待と不安な様子を正面から構成し、たくみに表現した秀作である。
内閣総理大臣賞
彫刻 慈恵
久保田俶通 (くぼた よしみち) 社団法人日展評議員 第41回日展審査員
授賞理由: 清澄さ、静けさ、優しさを深めた上質のみが人々に訴えうる気韻、さわやかな気品と慎ましやかな詩情を漂わせる。本作品は「自然の生命と作者の生命のぶつけあいと語りあい」その瞬間のひとときをやわらかく芸術として結晶させた秀作である。
工芸美術 シュプリンゲン「悠」
宮田亮平 (みやた りょうへい) 社団法人日展評議員
授賞理由: 群れで遊泳しながら、ダイナミックに、力強くジャンプする様子を表現し、現代社会の「きずな」と明暗の空間、光や音をも作品の中に求め、金属が持つ特性を生かし、アルミ素材にて明快でシャープに造形しているところが良い効果を出している秀作である。
書 静寂
黒田賢一 (くろだ けんいち) 社団法人日展評議員
授賞理由: 凛とした生気あふれる線、字座の清澄な空間、かな美の特長である余白の美しさが横溢している。運筆によって出来る暢達したリズム、文字の大小による美妙な行の動き、気韻生動の美が感じられる素晴らしい作。
作品プレゼント抽選会およびコンサート
日展作家作品プレゼント抽選会
毎週土曜日の午前10時30分から、日展作家(各部門別)の作品などが当たる抽選会を開催します。 参加していただくには抽選券が必要です。 抽選券は、当日先着150名さまに美術館入口で配付します(午前9時30分開館)。
抽選会場
当館1階 エントランスホール
プレゼント抽選会日程
2月20日(土):午前10時30分から ※終了しました 日本画
2月27日(土):午前10時30分から ※終了しました 洋画
3月6日(土):午前10時30分から ※終了しました 彫刻
3月13日(土):午前10時30分から ※終了しました 工芸美術
3月20日(土):午前10時30分から 書
コンサート
時間 / 午後1時30分~、午後3時~(いずれも30分程度)
会場 / 当館1階 エントランスホール
※いずれも鑑賞は無料ですが、当日展覧会に入場していただいた方に限ります。
2/21(日)
野島玲菜
<プログラム> You Raise Me Up/ロブランド チャルダーシュ/モンティ ホール・ニュー・ワールド/メンケン 他
2/28(日)
松浦梨沙 <プログラム> クライスラー/愛の喜び サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン 他
日展作家による作品解説
展覧会期間中に、各部門別の日展作家による作品解説を開催します。
日程
各回とも午後2時より
会場
当館1階 美術ホール
定員
各回100名(当日先着順) ※当日直接会場へ。開始時間の30分前に開場します。
費用
無料(ただし、本展の観覧券が必要です。)
地元作家出品者一覧
地元作家(大阪・奈良・和歌山・兵庫)出品者 (敬称略・五十音順)
【お断り】JISコードにない漢字については最も近い文字で表示しております。 ●=新入選者
日本画
洋画
彫刻
工芸美術
書
「社団法人 日展」HP
割引券
主催
大阪市立美術館、読売新聞大阪本社
後援
読売テレビ