大阪市立美術館

江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで

江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで

会期

平成30年4月17日(火)~6月10日(日)
【前期】4月17日(火)~5月13日(日)
【後期】5月15日(火)~6月10日(日)
※会期中展示替えあり。

時間
午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし、4月30日(月)は開館)。5月1日(火)も開館。 ※災害などにより臨時で休館となる場合あり。
料金

一般 1,400円(1,200円)、高大生1,000円(800円)

※( )内は、20名以上の団体料金

※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。

※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。

※前売券は平成30年1月17日(水)より販売開始。

※チケットは、チケットぴあ(Pコード:768-816)、ローソンチケット(Lコード:56475)、セブンチケット、イープラス、阪神プレイガイド、近鉄駅営業所ほか、京阪神の主要プレイガイド、コンビニエンスストアでお買い求めいただけます。

主催
大阪市立美術館、毎日新聞社、MBS
後援
ベルギー大使館
協賛
大和ハウス工業

概要

太平の世が続いた江戸時代には、多くの戯画(ぎが)が描かれました。一口に戯画といっても多種多様なものがありますが、本展では「鳥羽絵」をキーワードに江戸時代の戯画をご紹介します。

鳥羽絵は、広く戯画や漫画を指す言葉として使われることもありますが、より限られた意味では、18世紀に大坂を中心に流行した軽妙な筆致の戯画を指します。そこに描かれる人物は、目が小さく、鼻が低く、口が大きく、極端に手足が細長いという特徴を持ち、その名は国宝「鳥獣人物戯画」の筆者と伝えられてきた鳥羽僧正覚猷(とばそうじょうかくゆう)に由来するものとされます。

鳥羽絵は、18世紀の大坂で鳥羽絵本として出版され、その人気は明治にまで及びました。また、上方に留まらず、江戸の浮世絵などにも影響を与えています。鳥羽絵を洗練させたとされる大坂の「耳鳥斎(にちょうさい)」はもちろん、鳥羽絵本の影響を受けたと考えられる江戸の「北斎(ほくさい)」や「国芳(くによし)」、そしてその流れをくむ「暁斎(きょうさい)」など、時代や地域により変化しながらも、笑いの感覚は脈々と受け継がれてきました。

本展では、そのような流れを追いつつ江戸時代の戯画のエッセンスをご覧いただきます。また、歌川国芳の「金魚づくしシリーズ」全9点がそろうのも見どころの一つです(前期のみ)。 笑いを文化として発展させてきた大阪の地で、多彩な笑いの世界をご紹介します。(出品予定作品:約280点)

 

主な展示

軽筆鳥羽車(けいひつとばぐるま)

千葉市美術館蔵

大坂を中心に人気を博した鳥羽絵本のうちのひとつ。様々なことわざを題材としており、本図には魚の頭をありがたそうに拝む人々が描かれる。大きな口、細長い手足などに鳥羽絵の特徴がよくあらわれている。

地獄図巻 

耳鳥斎

大阪歴史博物館蔵

耳鳥斎は、18世紀後半の大坂を中心に活躍した絵師で独特な画風が人気を博した。「地獄図巻」は代表作の一つで、串に刺されて焼かれる川魚屋など、現世での職業に応じて様々な地獄に落ちた亡者たちがコミカルに描かれている。

『北斎漫画』九編 

葛飾北斎

浦上満(うらがみみつる)氏蔵

北斎が描いた絵手本として有名な『北斎漫画』にも戯画的な要素が多く含まれている。太った男が出陣の準備をしている様子を描いた本図からは、ほのぼのとした面白さが伝わってくる。北斎のユーモアの感覚がよくあらわれた図である。

きん魚づくし ぼんぼん

歌川国芳

個人蔵

擬人化された金魚の仕草が愛らしい本シリーズは、国芳の戯画の中でも人気の高い作品。国芳のあたたかな眼差しが随所に感じられる。現在9図が知られており、本展覧会では、前期(4/17~5/13)にそれら全てが展示される予定。

滑稽浪花名所 住吉

一鶯斎芳梅

和泉市久保惣記念美術館蔵

幕末になると、江戸・京・大坂などの名所を背景とした戯画が描かれた。「滑稽浪花名所」は、大坂の名所を舞台としたドタバタ劇を描いたシリーズ。本図では、住吉大社の太鼓橋から豪快に転げ落ちる男が描かれる。芳梅は国芳の門人。
※前期展示

風流蛙大合戦之図(ふうりゅうかわずだいがっせんのず)

河鍋暁斎

河鍋暁斎記念美術館蔵

幕末から明治にかけて活躍した暁斎も戯画を多く手掛けた絵師の一人。徳川幕府による長州征伐の見立てとされる本図だが、擬人化された蛙たちの姿はなんともユーモラスである。「鳥獣人物戯画」や国芳などからの影響も感じられる。
※5/29~6/10展示

講演会

◆平成30年4月28日(土)
テーマ「鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎へ」
講師:秋田達也(大阪市立美術館主任学芸員)

◆平成30年5月19日(土)
テーマ「エッ、笑える絵って!? 絵を見て笑うということ」
講師:田沢裕賀(東京国立博物館 学芸研究部長)

時間:各日とも午後2時~3時30分
会場:美術館1階講演会室
定員:150名
※申し込み不要、当日先着順、聴講無料。ただし、当日の本展観覧券が必要です。

 

チラシ

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